完結したシリーズ
人力検索はてなの質問、http://q.hatena.ne.jp/1145589656
続刊を待ち続けている小説のシリーズものを教えてください。
「作者に忘れられてるのではないか」「売れてないから出版社が打ち切ったのではないか」と気が気でない、というもの。
いつから新刊が出てないのかも書いてください。
順調に出ているものは対象外です。
質問は、続きの出ないシリーズについてですが、これとは逆に、きちんと完結したシリーズについて書いてみたいと思います。完結してしまうと、続きが読めないのは残念ですが、変に続くよりもきれいに終ったほうがいいと思います。
アガサ・クリスティがエルキュール・ポアロの最後の事件を、あらかじめ書いてのは有名な話だと思います。クリスティはほとんど読んでないのですが…。
クリスティと同じ時代のドロシー・L・セイヤーズのピーター・ウィムジーを主人公とするシリーズは読みましたが、なかなかきちんとした終り方だと思います。
シャーロック・ホームズは、いったん終了したときは劇的な最後でしたが、その後再開したためにきちんとした結末を迎えたとはいえないでしょう。
まず、名探偵名簿というものがあったら一番最初に登場するだろう亜愛一郎の登場するシリーズ。それぞれが独立した連作短編ですが、最後にはきちんとした結末を迎えます。
- 作者: 泡坂妻夫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1997/06/21
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
同じ作者の曽我佳城シリーズもはっきりとした終わり方をしています。
- 作者: 泡坂妻夫,松田道弘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/06/13
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
新井素子の「星へ行く船」や「ブラックキャット」のシリーズは完結してます。星へ行く船の方はそれほどでもないですが、ブラックキャットの方は完結までにかなり長い期間を要しました。
星へ行く船―ロマンチックSF (集英社文庫―コバルトシリーズ 75B)
- 作者: 新井素子,竹宮恵子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1981/03/10
- メディア: 文庫
- クリック: 32回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
ブラック キャット 1 (ブラック・キャットシリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 新井素子,石関詠子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1984/01/10
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
銀河英雄伝説も、きちんと完結したシリーズでしょう。
銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫)
- 作者: 田中芳樹,道原かつみ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
- クリック: 30回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
海外のSFだと「レンズマンシリーズ」は、めずらしくきちんと完結しているシリーズかも。同じ作者の「スカイラークシリーズ」は、あまり完結した感じがしません。
銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉 (創元SF文庫)
- 作者: E.E.スミス,E.E.“Doc"Smith,小隅黎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2002/01
- メディア: 文庫
- クリック: 32回
- この商品を含むブログ (39件) を見る