電子書籍で買えるスカイ・クロラシリーズ

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/06/post_1232.phpの「MORI LOG ACADEMY 雨の日に大荷物」に関して。

 もう2日間も、アマゾンでスカイ・クロラシリーズが新刊以外すべて在庫切れになっている。なかには「3〜5週間以内に発送」という表示があって、これは、アマゾン的には「入荷絶望」のサインである(と利用者の多くは認識しているはず)。中央公論新社に問い合わせたところ、アマゾンへ本は送ったのでもうすぐ戻るはず、という連絡が来たが、半信半疑。
 まえにも書いたが、ファンから「アマゾンで買えない」というメールが来て、それを僕が担当編集者に連絡する。それが営業に伝わって本が出荷される。もし、そういった連絡がなければ、アマゾンも出版社も、お互いに連絡はしないから、本は補充されない。なんとも「文系的やる気」を感じさせるシステムであるが、求められているのは「やる気」ではなく合理化だ。

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これを読んで連想したのが、少し前に書かれていたこれ。“まえにも書いた”というのはこのことでしょうか。

 先日、再発行した漫画「黒猫の三角」(皇なつき画)だが、アマゾンで在庫切れになり、「もう売り切れですか?」というメールを数通いただいた。調べてみたら、カバーの画像も出ていない。幻冬舎コミックスのI藤氏に問い合わせたところ、数日のうちにまた補充されるはず、とのことだった。また、画像については、アマゾンが中古販売を並列して行っているためにデータを渡さない、とのこと。これは、なかなか立派な姿勢だと思われる。
 アマゾンで購入するときも、うっかり中古品を買ってしまいそうになる。非常に紛らわしい表示だと僕も感じていた。たとえば、書店で新刊のすぐ横に中古品が置かれていたら、それはやはり問題になるのではないか。中古品の値段が同列で表示されるのも、発行元にしてみれば気持ちの良いものではないはず。

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ちなみに、スカイ・クロラシリーズは新書版ならば電子書店パピレスで手に入ります。リンク先はこれ。http://www.papy.co.jp/sc/list/credit1/_v7nH7rvM
電子書籍なのに新書版というのも変ですが、新書版電子書籍化したものというような意味です。値段は少し安いようです。本の価値は紙という物質にはなく、コンテンツにあるという考えの人などにおすすめです。また、スカイ・クロラシリーズに登場する戦闘機、散香、泉流、染赤のペーパークラフト電子書籍で購入できます。実際に作製するにはケント紙などにプリントアウトする必要があるようです。この場合はコンテンツだけでは不十分で、実物も含めて価値があると考えられます。


(追記)電子書店では立ち読みは出来ないですが、一部を無料で手に入れられる場合もあります。スカイ・クロラシリーズにも無料サンプルがあります。