比喩としての敵

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20080309#p1の「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない - 琥珀色の戯言」に書かれていた以下の部分に関して。

 彼らのことを思い出すたびに、「深い悲しみ」と同時に「まだ戦場にとどまっているそれなりに立派な兵士になった自分への誇り」を感じて、次の瞬間に軽い罪悪感にさいなまれることが今でもたまにあるのです。

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20080309#p1


これは比喩として書かれているわけですが、その比喩における兵士の戦う敵というのは何だろうと考えました。
現実の何かと比喩としてかかれたものを「=」で結んで数式のような形で表現した場合*1
自分=兵士
という比喩において
x=敵
という場合のxは何だろうということです。

無難な回答としては
X=病気、怪我
といったところでしょう。
同じような比喩で警察官を兵士に例えた場合に、敵が犯罪であるのと同じような感じです。
しかしこういう考え方をするならば、兵士の敵もまた相手の兵士ではないということになります。戦闘においても敵の兵士を殺すのは、あくまでも手段であって目的ではないからです。

*1:これもある種の比喩かも。