他者の行動から判断する

新型インフルエンザワクチンに関するニュースから。

19日から始まる新型インフルエンザワクチンの医療従事者への接種について、医療機関から都道府県に対し、割り当てられた配分量(見込み)を大幅に上回る接種希望が寄せられていることが16日、分かった。

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091016/trd0910162013011-n1.htm

医療関係者の多くががワクチン接種の希望をしているというのが、ワクチンの効果を裏付けているように感じました。これは医学的な判断というよりは、人間心理的な判断ですが、対象者が医学的な知識のある医療関係者なので医学的な判断はそこでなされていると考えることもできます。他人の行動から判断する場合は、行動しているのがどういった人たちなのかを考慮する必要もあります。飲食店なら、観光客が行列しているよりも地元客で賑わっている方が味に期待がもてそうだという具合です。


新型インフルエンザワクチンでは、国が海外から輸入を検討した際に海外の製薬メーカーが副作用などに対する免責を求めたということもありました。このことからは、ワクチンの副作用がある程度はあるんだなと感じました。副作用が全く無ければ、免責を求める意味はほとんどないからです。少なくとも免責を求めなかった場合に、不利益をこうむる可能性があるとメーカーが判断したということです。


http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20091017#p1の「B型肝炎ワクチンとホメオパシー - NATROMの日記」でも似たようなことを思いました。
B型肝炎ワクチンも、医療関係者は推奨されています。そして実際に医師や看護婦などがワクチンを接種していれば、ワクチンの有効性の信頼性は高そうです。リンク先のエントリーでは、ワクチン接種をしたくないという妊婦の相談が書かれています。
ワクチン接種に関する説明がどのようになされたのかは不明ですが、医学的な説明よりも、説明している医師をはじめ看護婦などの関係者はみんなワクチン接種をしていますよと言ったほうが説得力がありそうに思います。

健康第一

はてなブックマークの最近の人気記事から2つ。『ハッシュタグ「#au2009」競合問題に見るKDDI広報の対応の不手際さ - さまざまなめりっと - はてなグループついったー部』と「自分、もしくは家族の健康にも優先する仕事なんてこの世に一つもない。 ニートの海外就職日記」に関して。

一言:4時間での対応。通常ならば迅速な対応かもしれない。が、Twitterでリアルタイムで見ていたユーザーはほとんどすべての人が遅すぎる対応と感じていた。しかし、対応が終わった今、ログを読み返して知ったユーザは通常の時間感覚で考えてしまうのか、迅速とさえ声があがっている。この感覚の違いを分からないとTwitterマーケティングを展開していくのは難しいだろう。

http://twitter.g.hatena.ne.jp/maname/20091017/1255703245

大切な事なので最後にもう一度言っておこう。「自分、もしくは家族の健康にも優先する仕事なんてこの世に一つもない。」

http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/blog-entry-303.html

2つをまとめると、「KDDI広報の対応は、そこに働く人や家族の健康には優先しない。」といった感じでしょうか。もしくは、「Twitterマーケティングを展開するには社畜でなければ難しい。」か。