温泉と混浴とLGBT

温泉は男湯と女湯に分かれているのが一般的です。男女で分かれるのは、異性に裸を見せることが恥ずかしいからといった理由でしょうが、これは異性愛者であることが前提です。同性愛者の場合は、男湯や女湯が異性愛者の場合の混浴みたいに感じられるのではないでしょうか。混浴の温泉も無いわけではないのですが数は少ないので、男湯や女湯が混浴のように感じられるとしたら、それは同性愛であることによるメリットかもしれません。


しかし混浴的なものは望ましくないとするならば、異性愛者が男湯と女湯に分かれるように同性愛者も分けたほうがいいとも考えられます。でもどのように分けるのが妥当でしょうか。
同性愛者の場合は同性に対して性的関心があるので、男女の混浴にすればいいのでしょうか。もし男1人と女1人であればこれは成立します。ゲイの男性とレズの女性が同じ温泉に入っても、お互いに性的関心の対象ではないからです。しかしどちらかが2人以上になると問題が発生します。
そうしてみると同性愛者の場合には、3人以上だと温泉に入れる解が存在しないのでしょうか。もちろん同性愛者だからといって、全ての同性に性的関心を持つわけではないでしょうが、これは異性愛者の場合でも同じです。友達同士で性的な関係でない男女が一緒に温泉に入るのと同じ問題が、同性の友人と一緒に温泉に入る同性愛者の場合のも生じるということです。