自転車・法律・車道

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/12/post_830.phpの「MORI LOG ACADEMY 自転車のルール」に関して。

20年近くまえから、機会があるごとに訴えていることの1つ。
 自転車は本来、歩道を走ってはいけない。しかし、完全に黙認されている(自転車通行可の標識がある歩道もある)。ほとんどの人は、自転車は歩道を走ることが当たり前だと思っている。歩いている人に向かって、「退いて」と言わんばかりにベルを鳴らしたりするし、もの凄いスピードで歩道を疾走している自転車を見かけることも多い(通行可の歩道でも徐行が原則だし、もちろん歩行者が優先である)。横断歩道もそのまま渡るし、なんのシグナルも出さずに車道へいきなり出る。一方通行も無視するし、信号も無視する。一旦停止などを守る自転車がはたしているだろうか?


法律を守るというのは、確かに正しいことだと思います。少なくとも法律上は。しかし、それを判断のベースにしてしまうと自分で何が正しいのかを考えなくなりそうな気もします。
道交法というのは、比較的守られていない、そして違反しても罪の意識の少ない法律のような印象があります。自転車だけでなく、歩行者も信号無視したり、いきなり車道に出たりすることはあるでしょう。車の場合は、信号は比較的守るようですが、信号の無い横断歩道で歩行者が待っていても止まることはめったにありません。路上駐車については、最近すこし厳しくなったというか、法律の適用を厳格にするようにしたのと業務の一部民営化で少しは減ったところもあるようですが、まだまだ多いです。
逆に、法律上も問題無いものとしては、自転車が歩道を通行できる場合もあるというのはリンク先にも書いてありますが、同じように一方通行の適用外になっていることも多いです。


少し、話はかわって自転車通行可の歩道以外でも、自転車が歩道を通行することを合法化する動きもあるようです。これは、自転車を車道から追い出す前兆ではという意見もあるようです。例えばhttp://www.melma.com/backnumber_16703_3447937/の「週刊 自転車ツーキニスト 【緊急】幽霊が幽霊でなくなった270号」など。
この自転車の車道締め出しが実現したとして、それでも車道を走る方法はあります。それは自転車に原動機をつけて原付にすることです。原付にペダルのついたモペットというのは現在でもありますが、これはどちらかというと原付がメインです。これの自転車メインの物も考えられるのではないでしょうか。電動アシスト自転車は、法律上自転車として扱えるように、ペダルを踏まないと動かないようにするなどの条件があります。逆に、形ばかりの動力源だとしても少しでも自走可能なら原付登録も可能になるのではないでしょうか。原付になると、ナンバーが必要になったり保険に入る必要があったりと色々ありますが、自転車がダメだとしても車道を走ることができるわけです。

お約束トリック

ミステリー小説などで、登場人物の性別を読者に誤認させるものがあります。これは姿の見えない小説ならではで、ドラマなどでは難しいと思っていました。
しかしラジオドラマになったものはあります。声は女性でしたが、アニメなどで男性の声を女性があてるのは珍しいことではないので、違和感はありませんでした。だから、アニメでも男女を誤認させることはできます。俳優の演じるドラマでも違う性別を演じることも無いわけではないので、男女の誤認トリックは可能かもしれません。
そこで、女性が男っぽい格好をして視聴者には男を演じていると思わせて、実は作中でも女という設定だったというのもある得るかなと考えました。
あと、ラジオドラマなどでは予算の関係か1人が何役もこなすことも多いですが、これをつかえば一人二役などのミステリーも無理無くラジオドラマ化できるかもとか思いました。


(8日追記)
そういえば、お約束を使ったトリックというのは実際にありました。小説でよんだのですが、オリジナルはTVドラマのようです。そのドラマをTVで見ているとすると、探偵役が「犯人はあなたです!」と指差した先には視聴者がいるという状況になります。そして、ドラマの中の話としては確かに探偵役の指差した人物が犯人で、論理的な矛盾はありません。