お約束トリック

ミステリー小説などで、登場人物の性別を読者に誤認させるものがあります。これは姿の見えない小説ならではで、ドラマなどでは難しいと思っていました。
しかしラジオドラマになったものはあります。声は女性でしたが、アニメなどで男性の声を女性があてるのは珍しいことではないので、違和感はありませんでした。だから、アニメでも男女を誤認させることはできます。俳優の演じるドラマでも違う性別を演じることも無いわけではないので、男女の誤認トリックは可能かもしれません。
そこで、女性が男っぽい格好をして視聴者には男を演じていると思わせて、実は作中でも女という設定だったというのもある得るかなと考えました。
あと、ラジオドラマなどでは予算の関係か1人が何役もこなすことも多いですが、これをつかえば一人二役などのミステリーも無理無くラジオドラマ化できるかもとか思いました。


(8日追記)
そういえば、お約束を使ったトリックというのは実際にありました。小説でよんだのですが、オリジナルはTVドラマのようです。そのドラマをTVで見ているとすると、探偵役が「犯人はあなたです!」と指差した先には視聴者がいるという状況になります。そして、ドラマの中の話としては確かに探偵役の指差した人物が犯人で、論理的な矛盾はありません。