日本で不起訴になっても軍法会議にかけられる場合がある

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080305-00000161-mai-sociにあるニュース「<岩国米海兵隊>日本女性への集団レイプで4人が軍法会議に(毎日新聞) - Yahoo!ニュース」に関して。

 広島市で昨年10月、米海兵隊岩国基地山口県岩国市)所属の海兵隊員4人(20〜39歳)が日本人女性(20)に性的暴行をしたとされる事件で、米軍準機関紙「スターズ・アンド・ストライプス」(6日付)は、4人が集団レイプ罪で軍法会議にかけられることが決まったと報じた。毎日新聞の取材に対し、岩国基地は「文書で回答する」としているが、5日夜までに回答はない。日本側が不起訴にした事件が米側の軍法会議で審理される異例の事態となりそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080305-00000161-mai-soci


記事にもありますが、日本で不起訴になったものがアメリカの法律によって軍法会議という軍人を対象とした裁判になるのが珍しいと思いました。不起訴の場合は、裁判で判決が出て場合とは違い一事不再理の原理は働かないわけです。判決が出ていても、日本とアメリカのように国が違えば裁判になることもあり得るようですが。
岩国基地に対しては取材をしたようですが記事を書いた時点では回答が無かったようです。不起訴を決めた広島地検のコメントも読みたいなと思いました。

100gは100g

http://portal.nifty.com/2008/03/06/b/の「@niftyデイリーポータルZ:高度1万mで100gは何gか」に関して。

なんでも聞くところによると、重さというのは、量る場所によって変わるものらしい。
たとえば赤道上で100gのものが北極ではそれよりも重かったり、標高が高い場所では軽くなったりするらしいのだ。
仕組みはよくわからないが、そういう性質があるという。
では、飛行機に乗って重さを量ったらどうなるのだろうか。

http://portal.nifty.com/2008/03/06/b/

これ飛行機で測るのはうまくいかなかったのですが、場所による重さの違いでもよかったんではと思いました。東京と北海道で重さの違いを比べるわけです。ちなみに北海道と九州では1kgの重さが1.5g程度違うようです。だから計量法という法律で日本を16の地域に分けて使用できる秤を決めています。とはいっても最近では地域による差を補正することでどこでも使えるようになってるものもあるようです。

見やすい大型のデジタル表示。デジタルキッチンスケールで2kgまで量ることができ
2kgまで1g表示します。とても高精度なハカリです。

メーカーのこだわり
●地域設定機能でさらに高精度(ちょっとすごいです!)
高精度のはかりは、使用地域により重力の影響を受け、誤差を生じる場合があります。KD-176は、ご使用になる地域を設定することにより、この誤差を解消することができます。

http://www.kgmg.jp/kd176.htm


デイリーポータルの過去記事にもありました。本当です。

はかりの裏にあったスイッチ。地域によって
重力値が異なるのでそれを補正するらしい。(本当?)

http://portal.nifty.com/2006/09/15/a/


ところで100gのgというのは質量の単位でなので、重力にかかわりなく100gは100gです。重さの単位の場合はg重になります。だから「100gは何gか」は不正確で、正確には「100gは何g重か」です。