数列都市
これを2つに分けてみます。
見ての通り、偶数と奇数です。それぞれの数列の和は無限でしょうか有限でしょうか。
まあ、2つを足したものは無限なので、少なくともどちらかは無限であることは確実で、さらにどちらかが有限というのも考えにくいので、多分両方とも無限でしょう。
もう少し、きちんと考えると下のようになります。偶数のほうは2個、6個そして18個とまとめていったものがそれぞれ よりも大きくなります。奇数の場合は1個、3個そして9個とまとめていきます。
ところで、この2つの数列はどちらが大きいでしょうか。どちらも無限大に発散するのですが、各項の差を考えると奇数の方が大きいように見えます。それがどのくらい大きいのかは少し考えてみましたがわかりません。
次は2の冪乗分の1の数列です。これは有限の値に収束します。
2以上の自然数について考えると、3の冪乗なら に収束、4なら で、nの冪乗の場合は に収束するようです。
では、2よりも小さい数ではどうでしょう。1の場合は無限大に発散しますが、1よりも少し大きい場合はどうでしょう。
これもなんとなく有限の値に収束しそうな感じです。では、いったいいくつに収束するのかを考えて見ます。小数だとわかりにくいので整数の分数にしてみました。
そうすると、 の場合は2に収束、 の場合は10に収束することがわかります。 の場合はnに収束するということでしょうか。
次に考えるのは下の数列です。
これも案外簡単に出来ました。2倍にして引いてやればいいわけです。
他の考え方として、こんなのもあります。
を右にずらしながら足して行くものです。
まず表記の都合で
とします。
右にずらしながら足すのは2分の1にしながら足すのと同じなので次のようになります。
なので
となり、答えは2というやり方です。