ユニット

昨日の最後に書いた、2つ1組でしか分けることのできないユニットに関して。
具体的にどんなものがあるかというと、例えばオセロの駒のように表と裏で違うものなら1つで2つの数に対応させることが出来ます。○と●で表してみます。このユニットは昨日の◆2個分の機能を持っていますが、◆でいえば2個単位でしか分けることができません。
とりあえず、新しいユニットを10個使って数を表してみます。○を0、●を1に対応させて、各桁に1個ずつ割り当ててみます。


○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ =  0           (0)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● =  2           (1)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ =  3          (10)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ● ○ = 10        (1010)
○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ● ○ ○ = 20       (10100)
○ ○ ○ ○ ● ● ○ ○ ○ ○ = 48      (110000)
○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ○ ● ● = 67     (1000011)
○ ○ ○ ● ● ○ ○ ○ ● ● = 99     (1100011)
○ ○ ● ○ ○ ○ ○ ● ● ○ = 134   (10000110)
● ○ ○ ● ● ● ○ ● ○ ○ = 628 (1001110100)
● ● ● ● ● ○ ● ○ ○ ○ =1000 (1111101000)

新しいユニット○を使うと、10個で◆が20個分の数を表すことができます。しかし、◆のように各桁に3個ずつを割り当てて3進法にするといったことは出来ません。

1つで2つの数に対応できるといてば指もそうです。単に指を曲げて数えた場合は、◆と同じで指を曲げた数が表せる数ですが、指を伸ばした状態と曲げた状態をそれぞれ別の数に対応させることもできます。
伸ばした状態を0、曲げた状態を1として、指1本を2進数の1桁に割り当てれば片手で0から31まで数えることができます。単に指を曲げて数をかぞえた場合に5までしか数えられないのと比べると、ずいぶん効率がいいといえるのではないでしょうか。
指の曲げ方を変えて、1本の指で3つの数に対応させることが出来たら、片手で242まで数えることが出来る計算になります。実際にやるのは難しいでしょうが。