新聞には医者が増えると質が低下すると書いてあった

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061121i515.htmにある『歯科医増えすぎると質低下?…厚労省「抑制」提言』に関して。

歯科医師の資質向上などを話し合う厚生労働省の検討会(座長=斎藤毅・日本大学名誉教授)は21日、2025年には歯科医師が必要数を約1万1000人上回るという推計をもとに、国家試験の合格基準の引き上げなどで、歯科医師数を抑制する必要があるとの見解を示した。

 総人口が減少するにもかかわらず、歯科医師数は毎年1500人のペースで増加しており、検討会は「歯科医師1人当たりの患者数が減少することで、質の低下を引き起こす」と指摘。その上で、国家試験合格者や、歯学部の定員の削減などについて、早急に検討するよう提言している。

(2006年11月22日0時41分 読売新聞)


一人当たりの患者数が減少するとどうして質の低下が起こるのか不思議に思いました。まあ、売り上げが低下するので、http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20061119k0000m040125000c.htmlにある「コンタクト検査:継続でも初使用料金 都内で不正請求横行」のように収益確保のための不正な請求が発生したり、不正でなくても売り上げを確保する為の治療や検査が増える可能性はあると思いますが。
逆に一人当たりの患者数が増加するとどうなるのでしょう。質の向上が起こるとでもいうのでしょうか。それなら医師の数が減っていることは問題ではなく、質の向上をもたらす望ましい現象だということになってしまいます。