幸福だったんだね

http://d.hatena.ne.jp/michiaki/20061126#1164517162の「幸福とはなにか?」に関して。

幸福とは、「現在の自分が幸福であると知っている状態」のことです。

この幸福の定義についてはほぼ同感です。幸福の定義に幸福を使っているという問題もあり、それはhttp://d.hatena.ne.jp/trivial/20061127/1164579322の「幸福とは何でないか」でも指摘されています。しかし幸福を別の言葉で説明する定義でも、その説明に対する定義を考える必要があり、どこまでいってもきりが無いという問題もあります。

それとは別に、“幸福とは、「現在の自分が幸福であると知っている状態」”という定義について異論があります。それは現在に限る必要は無いのではないかということです。例えば「過去の自分が幸福であると知っている状態」であれば、過去のその時期は幸福であったと言えるのではないでしょうか。もしその当時は幸福だと思っていなかったとしてもです。

もし生まれてからずっと幸福な人がいたとして、その人は幸福を意識することはあるのでしょうか。むしろ幸福でない人の方が、強く幸福を意識するのではないでしょうか。

結婚は人を幸福にする、さもなくば人を哲学者にすると言ったのはソクラテスですが、幸福についてより深く理解するには結婚した方が良いのではないかと思います。


結婚することで幸福について知ることができる。現在どれだけ自分が幸福か、それとも過去どれだけ幸福だったのか。