狂犬病ワクチン

http://d.hatena.ne.jp/REV/20061214/p10の「REVの日記 @はてな - 狂犬病」で紹介されていたhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061213/1165984240の「Living, Loving, Thinking - 狂犬病」に関して。

上海に戻る前に日本で狂犬病の予防注射を受けておきたかった。何と言っても、中国は狂犬病に関しては世界有数の危険国である。また、日本では比國帰りの人が狂犬病で死亡して騒ぎになっているということは既に知っていた。近所の保健所で予防注射をできると思っていたのだが、さにあらず。保健所で幾つかの診療所を紹介してもらったのだが、その何れもが狂犬病のワクチンは在庫がありませんということだった。ということで、狂犬病の予防注射を受けることは諦めた。

動物用のワクチンは沢山あるのだろうけど、人間用はあまり需要が無いのかな。狂犬病の被害が深刻な国や地域ではワクチンの在庫もあるだろうし、たしか犬などに噛まれたあとにワクチンを打っても間に合うのだから事前に接種していなくても何とかなるのかも。
「REVの日記 @はてな - 狂犬病」でアドレスだけ紹介されていたhttp://www.kitasato.or.jp/rcb/vaccine_qanda.htmlによれば国有ワクチンというのがあり、狂犬病ワクチンも含まれています。

23. 国有ワクチンとは何でしょうか?

 わが国におけるワクチン類はそのほとんどが予防接種法に基づいて接種が行われており、そのためのワクチン類の所要量が確保され供給されております。

 しかし、外来伝染病の国外からの侵入については、その時期や程度の予測は困難であり、従ってワクチン類の需要見込みも困難です。このため、わが国では外来伝染病用のワクチン及び国内において発生はするが、症例数が比較的少なく、需要量が限られている疾病に対する抗毒素等については、緊急時の供給を確保する観点から国で購入し、国有ワクチンとして備蓄されています。2006年(平成18年)7月現在、国が備蓄しているワクチン類は、次の6品目です。

外来伝染病対策用として、
コレラワクチン

緊急治療用として、
・ 乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン
・ 乾燥ガスえそウマ抗毒素
・ 乾燥E型ボツリヌスウマ抗毒素
・ 乾燥A・B・E・F型(多価)ボツリヌスウマ抗毒素
・ 乾燥ジフテリアウマ抗毒素

 国が備蓄している上記ワクチン類の供給は「医療機関」から「都道府県」への供給依頼により出荷されており、緊急時には直接、保管場所もしくは厚生労働省(医薬食品局血液対策課 電話:03-3595-2395、FAX:03-3507-9064)に申請することもできます。


ワクチンが無いといえばヤマカガシという毒蛇のワクチンというか抗毒素は、日本全体で数本しか無いというのを聞いたことがあります。