正直な子供

はてなブックマークの最近の人気記事で紹介されていたhttp://guideline.livedoor.biz/archives/50794700.htmlにある「日刊スレッドガイド姉の子供(小5)にお年玉5,000円あげたら、「少なすぎる」とお問い合わせが。。。」に関して。

姉の子供(小5)にお年玉5,000円あげたらその日の晩に本人より
「金額が少なすぎるけど、他の家の小さな子供用のお年玉と、
お年玉を渡し間違えてない?」と、お問い合わせがありました。(マジ

小5で5,000円のお年玉なんて恵まれてると思うのだが、
みんなはどう思う?

まず思ったのは、去年はどうしたんだろうということです。小学校5年生の甥っ子に今年始めて会ったわけもないはずで、去年もお年玉はあげているはず。もし去年は1万円で今年が5千円だったとしたら間違いだと思うのも無理はないし、逆に去年が5千円かそれよりも少なかった場合は間違いだと思う理由もありません。
ただ、去年は学生だったなどの理由でお年玉を上げていない可能性も無いではありません。

以下、小5の子供を擁護する方向で書いてみようと思います。
まず、この子供に弟か妹がいたのではないかということを考えました。小学1、2年生や幼稚園位の弟や妹がいて、そのお年玉も自分と同じ5千円だったとしたらどうでしょう。少しおかしいと思っても、そんなに責めるのは酷でしょう。もしくは、“他の家の小さな子供”とあるように、兄弟ではなく従兄弟だった可能性もあります。
勿論、お年玉をいくらにするのかは渡す方の裁量で決ることは確かです。しかし、そこには何らかの正当性があってしかるべきです。これが人力検索はてなの回答へのポイント配分だったらどうでしょう。ポイントは質問者の所有物なので、基本的にはどう分配するかは自由ですが、それでも配分方法にルールはあるのではないでしょうか。

もう一つはお年玉が少ないと思ったことを直接問い合わせることの是非についてです。これを大人の目からみるとどうしたものかとなるのでしょうが、これは礼儀としてはどうかということの他に、そういうことをすると来年以降のお年玉に差し支えるのではないかという功利的な判断もあるのでは無いでしょうか。思ったことを率直に言うという観点からは、必ずしも悪いことでは無いでしょう。
また、こういう問い合わせがあった場合に、それに対応するのもまた大人の役割だということです。自分の判断で5千円のお年玉を渡したのだから、それに対しての説明責任もあるわけです。別にくどくど説明する必要があるというわけではなくて、“お年玉を渡し間違えてない?”という質問に対して間違いではないと回答するだけでもいいと思います。なぜ少ないと思ったかという理由を聞いて、それに対しても説明をするという方法もあります。大人として子供にお年玉を渡しているのであれば、説明くらいは出来てしかるべきではないかと思います。


話は変りますが、香典などで袋に中身が入っていない場合というのがたまにあるそうです。うっかりしたのか故意なのかはわかりませんが、そういう場合は問い合わせをするかどうか迷うのではないでしょうか。