鉛筆

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/02/post_982.phpの「MORI LOG ACADEMY 筆記具」に関して。

大学院の試験で、中国から来ていた留学生が万年筆で答案用紙に書き込んでいたことがあった。力学の試験なので、つまり数学や物理のように計算式ばかりのものだった。試験後に彼にきいたら、中国では正式の試験では鉛筆は禁止されている、インクでなければあとで改竄されるからだ、とのことだった。
 たしかにそのとおりである。あらゆる正式書類が鉛筆の記入では認められない。書き間違えた部分にも捺印するくらいである。それなのに、人生を左右するような試験の答案が鉛筆で書かれているのは不安である、というのが彼の気持ちだったようだ。

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別にあらゆる正式書類が鉛筆の記入で認められないということもないのではないかと思いました。領収書に関する話で、鉛筆書きでも認められるというのを読んだことがあります。契約書の場合などでも、そもそも書類が無くて口約束でも原則的に契約は成立するので鉛筆書きがからだめという法律も無いでしょう。まあ、役所の書類なんかで黒か青のボールペンか万年筆で書くようになどと注釈があるものは多いですが、これは答案用紙の記入が鉛筆だというのと同じようなローカルルールのような気がします。

子供の頃の筆記具の思い出で、「ロケットペンシル」のような名前で鉛筆の芯の先の部分だけを取り付けたカートリッジのようなものが10個ぐらいプラスチックの軸に装填されていて、芯が丸まったら抜いて後ろに入れると新しいのが出てくるという、鉛筆とシャーペンの間をとったような物がありました。今考えると、カートリッジが一回りしたらもう丸い芯しか出てこないのですが、そこまで使い切った覚えはありません。