断面漫画

はてなブックマークで紹介されていたhttp://hugo-sb.way-nifty.com/hugo_sb/2007/04/post_ae0a.htmlの「Hugo Strikes Back!: エロマンガにおける透視図法」に関して。
たしかレオナルド・ダ・ビンチがそんな絵を描いていたというのを読んだ記憶があって探してみました。http://gggzzz.cool.ne.jp/zakkisou/mukasizakkisou/0403zakkisou.html#040326の「0403雑記草」にあるものです。ここではどういった理由で描いたのかを想像していますが、性教育目的などではなく単なるスケベ心だろうとしています。ダ・ビンチの絵以外にも現在の性教育用のCGへのリンクなどもあり勉強になります。ただ、ダ・ビンチの絵があるページはアダルトサイトのような勝手に画面が出てきて怪しげなソフトのインストールを薦めたりするので注意が必要です。

他にもあるかと探していたら、はてなブックマークにありました。http://b.hatena.ne.jp/entry/http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E9%9D%A2%E6%8F%8F%E5%86%99の「断面描写 - Wikipedia」です。ここからリンクしているwikipediaのページでもダ・ビンチの絵を見ることができます。
さらにリンクをたどって見ていたら藤子・F・不二雄が描いているとありました。そういわれてみると読んだ記憶もありました。少し探して見つけた題名は「サンプルAとB」です。作が藤子不二雄で絵は小森麻美。ただ、これをエロマンガと呼ぶことは出来ないと思います。

エロマンガにおける描写では、断面描写以外にも男性が透明人間ででもあるように、輪郭線くらいしか描かれず透けて見えるようなものもあるようです。これは通常ならば男性の背中しか見えない状況で女性の身体を描写するための技法とも考えられるし、視点の違いとも考えられます。小説における一人称のように、登場人物の一人の視点に近い描写をすることで読者がその登場人物と一体感を得ることが出来るからです。登場人物の視点であれば、自分が見えないことに不思議はありません。透視図法というとこっちの方が思い浮かびます。
ところで、最初に紹介したリンク先は、確認しようとしたら見れなくなっていました。http://hugo-sb.way-nifty.com/hugo_sb/2007/04/post_25b2.htmlの『告知「エロマンガにおける透視図法」は削除しました。』によれば、アソシエイト・プログラムに不適切だというメールがアマゾンから届いたために削除されたようです。でも、アマゾンで売っている漫画にも似たようなものはありそうな気がします。