治外法権

はてなブックマークの最近の人気記事で紹介されていたhttp://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid297.htmlの『ぼやきくっくり 「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件の真実』に関して。10年前に起きたペルーの日本大使公邸人質事件について書かれています。


いったいどうすれば良かったのかなと考えました。平和的解決が出来れば良いとして、どうすれば出来るのか。実現できなければ意味がありません。また、極端に強硬な姿勢にも問題はあると思います。捕まれば死刑、もしくは射殺されるというのが確実ならば、そうならない為ならば何でもしようと考えるだろうからです。それに、状酌量を得る為に人質を大切にあつかったりする必要は無いということになります。また、死ぬことを覚悟した相手には強硬姿勢もあまり有効ではないかもしれません。


ところで、ペルー日本大使公邸人質事件というのは日本大使公邸で起こったわけで、そこは日本の管轄下なわけです。何年か前に続発した大使館へ亡命を求める人が駆け込む事件がありますが、これも敷地内に入ってしまうと日本大使館ならば日本の管轄になるからです。
そう考えると、この事件の場合はどういうあつかいになったのか気になります。あくまで日本の管轄下で発生した事件の解決をペルー政府に要請したのか、それとも管轄権を返上したのかということです。事件に関して日本政府が主導権を握っていたのでは無いようなので、治外法権は返上したということなのでしょうか。そうすると、その時点で元日本大使公邸ということになるのかな。
もし、日本の管轄下にある場所で起こったこととして治外法権を返上しないまま、日本が主導権を握って事件の対応にあたったらどうなっただろうなんてことも考えました。これが日本で無くアメリカとかだったらそうして、自国の特殊部隊を突入させたりしそうです。