はげたか

はてなブックマークで知ったhttp://d.hatena.ne.jp/macska/20070731/p1の「minx [macska dot org in exile] - 臓器移植のために患者の死期を早めようとした医師」に関して。

 Los Angeles Times 記事「Transplant surgeon charged with trying to hasten patient's death」(07/31/2007) を読む。カリフォルニアの病院で臓器移植専門医が、心身の障害を持つ男性に対して、他の患者に移植するための臓器摘出を目的に「死亡を早める」薬剤を注入した疑い。

 報道によると、男性は昨年1月末に施設で意識を失っているところを発見され、生命維持装置に繋がれた。しかしその5日後にはこの医師の指示により、生命維持装置が外されるとともに、通常の医療ではありえないほど大量のモルヒネと鎮静剤が男性に与えられた。さらに、本来なら患者が死亡後に臓器保持のために使われる防腐剤が、生きているうちから投与された。

http://d.hatena.ne.jp/macska/20070731/p1


脳死だといわれた日本人旅行者が、日本に帰ってきたら意識を回復したという話は前に読んだ記憶はありますが、意図的に死亡を早めるというリンク先で詳細されている事件には驚きました。まるで映画や小説といったフィクションの出来事のようです。

http://rate.livedoor.biz/archives/14789364.htmlの「なんでも評点“私を蘇生しないでくれ”というタトゥーを自分の胸に彫った超ベテラン救急医」に書かれているように、沢山の蘇生をしている救急医が自分の蘇生は望まないというような話があります。そのへんから移植医のドナー登録の割合はどんなものだろうかというのを連想しました。移植の実態を知っている専門家の判断というのは、それ以外の人にも参考になりそうです。


前に書いた関連ありそうなもの
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