患者を救うためには手段を選ばない

はてなブックマークで紹介されていたhttp://blogs.yahoo.co.jp/misumi_kazuo/49146916.htmlの「お答え致します - 千葉西総合病院 院長 三角和雄のブログ - Yahoo!ブログ」に関して。

話は変わりますが、奈良県の妊婦たらい回しは全く許せませんね。当院では、理由の如何を問わず救急を受け入れています。たとえベッドが満床だろうが医師が手術中だろうが、関係ありません。ベッドが満床でも救急処置ならできるはずです。また当直医師が手術中なら、自宅から他の医師を呼んで対応すればいいだけの事でしょう。働く気があれば、人を助ける気があれば、難しいことではありません。要は親方日の丸で、”救急の患者を受入れても自分の収入や評価が上がるわけでもないし、他の病院に行けばいいだろう。”と安易に考えるから、こんな事になるのです。自分がその患者様の立場だったらどうか、という事を考えたら、受け入れ拒否はしなかったはずです、絶対に。
 それにしても大阪には24時間救急受け入れの徳洲会病院がたくさんあるのに、なぜ救急車は行かなかったのでしょうか?不思議です。

http://blogs.yahoo.co.jp/misumi_kazuo/49146916.html


不思議ですなどと言わずに、患者を救うために行動したらいいのではと思いました。やる気さえあれば、できることは沢山あるでしょうに。
それはともかく、徳洲会病院といのは大阪だけでなく全国にあるみたいです。前に「患者に支持される医師」で取り上げた病気腎移植のニュースには宇和島徳洲会病院が出てきました。
ウィキペディアの「徳洲会」から引用してみます。

「生命だけは平等だ」「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」をモットーに全国各地で病院、診療所を運営している。世界第3位の規模を誇る医療法人グループであり、自由連合として政治活動にも関与している。同党の主な地盤である鹿児島県第2区(薩摩地方南部、奄美群島)には多数の医療施設を抱え、僻地医療にも貢献している。

一方で、脱税疑惑や、地方進出時に地方自治会や医師会との意見対立が起こる等の話題も絶えない。これが事実なのか、勢力拡大を続ける徳洲会が邪魔となる既存勢力による流言なのかは定かで無い。また、近年の病院建設計画では住民とのトラブルが多い。(町田、岸和田、吹田など)

2006年10月1日「宇和島徳洲会病院」にて臓器売買あっせんの疑いがあり、臓器移植法違反の疑いでこの病院を家宅捜索。関係者の取り調べが警察により行われ、腎臓を移植した患者とドナー仲介者を逮捕。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E6%B4%B2%E4%BC%9A


書かれていることが真実なのかは不明ですが、患者を救うことが第一として、その為に行う行動がもし法に違反していたとしてもかまわないというか二の次であるという風であったとしても、考え方としては矛盾が無い様に思います。