支援非支援

http://d.hatena.ne.jp/REV/20080217/p7の「政府に支援され「なかった」から成長したゲーム・アニメ界 - REVの日記 @はてな」に書かれていたことに関して、他の産業ではどうなんだろうということを少し考えてみました。

 政府の支援がなければ、生き残るのは「おもしろい」、つまりユーザーの支持を得られた会社であり、社内では「おもしろい」、つまりユーザーの支持を得られそうなタイトルを開発できる/した スタッフが重用されるだろう。もし、政府の援助があれば、援助されるのは「面白い」タイトルではなく、「政府が選んだ」タイトルであり*1、政府とのパイプが強いスタッフが重用され、技能より社内政治が優先されるかもしれない。

http://d.hatena.ne.jp/REV/20080217/p7


政府に支援されなかった例としては、自動車産業なんかも「日本にモータリゼーションはこない」なんてことを最初のうちは言われていたみたいです。
政府に支援されてもうまくいかなかった例では、農業なんかがそうではないでしょうか。支援によって競争力が失われたとも言えますが、支援が無ければうまくいったとも思えません。
政府に支援されてうまくいった物としては、鉄鋼や造船といった産業は国の方針によって成長したのではないでしょうか。最近ではインターネットが政府の支援で基礎がつくられたと考えることもできます。最初のインターネットの元になったものがアメリカの国防総省の研究だったという点でもそうだし、日本でもJUNETがインターネットの基礎になったからです。
政府に支援されなくてうまくいかなかったものは沢山ありそうですが、支援されなかったことが原因かどうかはわかりません。今まであった支援が減らされている例では、病院や大学なんかが思いつきますがこれから成長するか衰退するかどっちでしょうか。