アンハッピー

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080321_kill_by_suicide_robot/の「81歳のおじいちゃんが殺人ロボットを作って自殺 - GIGAZINE」に関して。

ゴールドコーストにて自殺した男性は1冊のノートの残していたそうです。そこには、彼が家を出て世話になるよう頼んでいることについて親類と折り合いをつけようとしていることと、自殺計画について書かれていました。

彼は何時間もかけてインターネットで自殺方法を検索し、遠隔操作で銃を発射できるロボットの設計図をダウンロードして、実際に作り上げたそうです。それから自宅敷地内の道路にロボットを設置し、自殺を図りました。

彼のノートには私道を死に場所に選んだことについても書かれていて、隣で働いている人が銃声を聞きつけて自分の死体を発見してくれることを計算していたとのこと。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080321_kill_by_suicide_robot/


三原順の「あなたのための子守唄」とうマンガが、やはり自殺することに情熱をかたむける老人の話でした。ロボットではないけれど、自分を殺すためのナイフを投げる人形はでてきます。ただ、彼女は単に自殺するだけでなく、それが自殺に見えないようにするためにも努力を惜しみませんでした。でも事故にみせかけるのでもいけません。

ただの事故なんて ただの自殺と同じで大して面白味もないものさ!
他人様に興味を持ってもらうには殺人事件でなきゃ
なんたってそれが一番さ

三原順著「あなたのための子守唄」より


別の所にあるニュースによると、少しニュアンスが違います。内容については大体同じですが、"unhappy"という単語を使って幸福でないというのをはっきりとさせています。家を出て施設に入るように、と親戚から要求されていることが"unhappy"であるということなのでしょう。

According to the Gold Coast Bulletin, he had been unhappy about the demands of relatives living elsewhere in Australia that he should move out of his home and into care.

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/article3591734.ece

三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)

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