万能工作機械
SFに登場するような万能工作機械が出来たらベーシックインカムの問題とかも解決するのかもなんてことを思いました。
- ベーシックインカムの世界 - Chikirinの日記(http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090211)
- レポート:Web開発者の未来は明るいか?─「Webデベロッパの祭典@東京」開催|gihyo.jp … 技術評論社(http://gihyo.jp/news/report/2009/02/1001?page=4) (また機会があればじっくりお聞きしたいテーマですねw - 消毒しましょ!(http://d.hatena.ne.jp/AntiSeptic/20090211/p2)経由)
極論を言えば,プログラマだけが仕事となる時代が来ると思う。たとえば何でも作れる万能工作機を作ったら,それに指示を与える仕事以外必要なくなる。指示を与えるのがプログラマ」(小飼)。
http://gihyo.jp/news/report/2009/02/1001?page=4
この万能工作機を誰が作ると思っているのか疑問に思う発言ではありますが、万能工作機が真に万能ならば、万能工作機を作ることも可能とも考えられます。エネルギー源の問題もあるでしょうが、太陽光や温度差、振動、電磁波などや、取り入れた物質に微量に含まれる元素を使っての核反応などが出来れば気にする必要もないのかも。
一人に一つこの万能工作機械があれば、お金などというものは不要になります。お金の本質というのが何か欲しい物を購入できるということにあるとすると、何でも欲しい物が手に入るのであればお金は不要です。お腹がすいたら何か食べ物を作ればいいし、本でもマンガでもパソコンでも欲しい物はその場で作ればOKです。不要になれば、万能工作機の原料として分解してしまえばいいのです。
住む場所などは決まっていたほうがいいのかもしれませんが、これも固定概念にとらわれなければ、休むときや寝るときに必要な施設を造って、目が覚めたら分解するということもありえるかも。移動するときも、乗り物を作成して移動し終わったら分解。
そういった場合に何をつくるかというデータは重要になるかもしれませんが、基本的なものはあるだろうし、現在でも無料のプログラムなどが利用できることを考えれば、万能工作機用のデータも無料で手に入れることは出来そうです。
究極的には万能工作機さえあれば他は何もいらなくなるかもしれません。もっといけば自分の万能工作機さえ不要と考える人も出てくるかもしれません。必要なときに誰かのか公共の万能工作機を借りて、その場で使う万能工作機を作って使えばいい。そして使い終わったら分解してしまう。必要になったらまた誰かのを使えばいい。
もう少し別の利用方法としては、臓器移植用の臓器などを作成するといった利用方法も考えれれます。必要なパーツをつくることができればドナーの必要はありません。
部分的な人体の作成が可能ならば、全体の作成も可能かもしれません。自分をもう一人作り出すとか、他人を作成したり、全く新しい人や生命を生み出すこともできるかもしれません。万能工作機械が本当に万能なのだとしたら。
- 作者: 小川一水,こいでたく
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/12/19
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