「殺戮にいたる病」を読んだ
「湖底のまつり」と並ぶ座にあると紹介されていた「殺戮にいたる病」を読んでみました。…これはすごい。
連続殺人犯の独白を多用する形式は、「ハサミ男」を連想しましたが、書かれたのはこちらが先のようです。官能というと少しイメージが違いますが、エロということならふんだんに登場します。マーケット的に望まれていた、というわけでは無いと思いますが。
エピローグが最初に書かれているので結末は分かっているし、犯人の名前さえも書かれています。それでも先がどうなるんだろうと思いながら読んだし、とにかくビックリしました。
- 作者: 我孫子武丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/11/14
- メディア: 文庫
- 購入: 41人 クリック: 522回
- この商品を含むブログ (229件) を見る