指定されても出版し直せばOK?

電子書籍で「【6月号】特集7:有害コミック指定で発禁に追い込まれた漫画家山本直樹‘全独白’」*1というのを読みました。


【6月号】特集7:有害コミック指定で発禁に追い込まれた漫画家・山本直樹‘全独白’対応OS: Windows:2000/XP/Vista/7、Macintosh
販売開始日: 2005/01/27
ページ数: ----
作家: ----
シリーズ: 噂の真相
出版社噂の真相パピレス
ジャンル: 雑誌 噂の真相


1992年6月号の「噂の真相」の記事のようです。
記事の中で書かれている「BLUE」というマンガが不健全図書の指定を受けたことについては、ウィキペディアにも記述があります。

1991年、小学館の『ビッグコミックスピリッツ増刊号』[1]に連載され、同年光文社山本直樹の他の短編作品とともに単行本化したが、作中の性描写が問題となり、1992年3月に東京都の青少年保護育成条例により不健全図書の指定を受け[2]、版元回収になる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/BLUE_(%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E7%9B%B4%E6%A8%B9)


しかし、2010年の現在ではアマゾンでも普通に購入することが出来ます。アダルトカテゴリーでもないので、18歳未満でも購入できるのでしょう。

BLUE (OHTA COMICS)

BLUE (OHTA COMICS)


ウィキペディアの記述によれば、何度か出版社を変えて売られているようです。

1992年10月、弓立社により、成人向けコミックとして出版された。弓立社版は、光文社版では隠されている局部の描写もそのままになっている[3]。2001年には双葉社、2006年には太田出版より、同内容の単行本が出版された。

http://ja.wikipedia.org/wiki/BLUE_(%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E7%9B%B4%E6%A8%B9)


修正の無い弓立社の本もマーケットプレイスで1円から手に入ります。

BLUE

BLUE


電子書籍でも売っています。525円と、紙の本の約半額。電子書籍でよくある紙の本の1冊を2分冊にしているのかとも疑ったのですが、ページ数の200ページからするとそうでもなさそうです。

BLUE・ブルー
http://www.dmm.com/digital/book/-/detail/=/cid=ioota_0112/ 「BLUE・ブルー」


今も新刊として売っている太田出版の中身は、不健全図書に指定された光文社のと同じみたいですが、こちらは別に何も指定されていないようなのが不思議。前とは規準が変わったのか、単に指定の網にかかっていないだけか。