ヒートンと洋灯
壁などにねじ込むフックで?に似た形の金具があって、ヒートンと呼ぶのだと思ってましたがヒートンは丸の部分が閉じている物のことみたいです。
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では丸の一部が欠けていて物を引っ掛ける物は何と呼ぶかというと、洋灯という名前みたいです。
しかし洋灯を辞書で調べるとランプのこととありました。そこでもう少し調べると金具の方は洋灯吊が正しい名前みたいです。ランプを引っ掛けるのに使われていたので洋灯吊になったのではないかと思います。そしてランプの意味で洋灯を使うこともなくなったので洋灯吊が洋灯になったというところでしょう。
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同じような金具で丸ではなくL字型のもありますが、これは洋折というみたいで読み方は「ようおれ」かな。これは洋灯からの連想と考えればいいのでしょうか。
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ところで最初のヒートンという呼び名はどこからきているんでしょう。英語なんだと思っていましたが、英語ではeye boltなので違います。少し調べたところロッククライミングで使うハーケンという岩に打ち込むピンのような物があり、ハーケンはドイツ語由来*1ですがこれをフランス語ではpitonと書くようです。このpitonがヒートンの由来ということみたいです。ただし英語でもハーケンのことをフランス語由来でpitonというので、フランスからなのか英語経由からなのかはわかりません。また、フランス語でもヒートンのことば別の呼び方をしています。
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*1:ドイツ語だと単にhakenではフックの意味で、登山のハーケンはfelshakenになるみたい。