海底二万マイルの続編

小学校のときに「神秘の島」という本を読んだのは「海底2万マイル」の続編だという話をきいたからなのだけど、読み始めると気球に乗ったアメリカ人達が嵐に流されてたどりついた無人島で生活するという話でぜんぜん続編ではなかったのですが話としては面白く読んだ記憶があります。無人島での食料の調達であるとか鉄を作り出す方法。それから水の流れを変えるために爆薬が必要になりニトログリセリンまでも作り出したりします。ニトログリセリンは火をつけても燃えるだけで爆発はしなく、雷管などで爆発のきっかけをつくる必要があるのですが、この話では単純な方法で爆発させることに成功します。
そんな感じで海底二万マイルとは全く関係なく話はすすむのですが、読み進めていくと海底二万マイルでの謎が明かされる場面もでてきます。つまりネモ船長は何者なのかや、船を攻撃した理由など海底二万マイルの中では謎のまま終わったことがらについてが、この神秘の島を読むことで解明されます。そういう意味では続編と言えなくもないのかも。


神秘の島〈第1部〉 (偕成社文庫)

神秘の島〈第1部〉 (偕成社文庫)