ワインの話

http://satoshi.blogs.com/life/2005/12/post_2.htmlに書かれていたことで、

妻 「赤ワインだと、私はメルロー(Merlot)が好きなんです。苦味が少なくて。」
自称ワイン通 「メルローブレンドワインですよ。」
妻 「え、メルローって、ブドウの種類だとばかり思っていました。」
自称ワイン通 「違います。メルローはフランス語では『ブレンドしたワイン』という意味なんですよ。」

というのが気になった。続きで、メルローは確かにブドウの品種で、自称ワイン通の言っていることは間違いだとされている。
メルローがブドウの品種であるというのは確かだとして、ブレンドしたワインという意味は無いのだろうか。

まず、ブドウの品種のメルローのスペルはMerlotだが、他にメルローと発音するフランス語は無いだろうか。日本の辞書でメルロをひくとメルロ・ポンティというフランスの哲学者がでてくる。このメルロのスペルはMerleauになる。
他には見つからなかったので、ブレンドという意味のフランス語を探してみた。Googleの翻訳機能を使って、英語のBlendをフランス語にするとmélangeになる。発音はメランジやメラージュだろうか。
英語にもmelangeという単語がある。フランス語のmélangeからきていて、意味は混合物とか寄せ集めという意味らしい。

Merlotとmelangeの発音は最初の方は似ているみたいだから、混同してしまったのだろうか。日本語でメルローとメランジと書くと間違えようが無いように見えるが、英語でメローとメランのように発音されたら聞き分けるのは難しい気がする。
もし聞き間違えだとすると、それは誰だろうか。自称ワイン通と書かれている人が、何かの際に間違って覚えてしまったのだろうか。
それとも書き手が聞き間違えたのだろうか。ちなみにMelangeというワインもあるようだ。
「Melangeは、フランス語でブレンドという意味なんですよ。」と言ったのを
「Merlotは、フランス語でブレンドという意味なんですよ。」と聞き間違えることもあるだろう。