あなたは二者択一を迫られます

人力検索はてなの質問、http://q.hatena.ne.jp/1142010783に関して。

質問です。
あなたは二者択一を迫られます。
全く知らない人、1億円
どちらか一方しか助けられません。
一億円を選べば人は死にます。
人を選べば一億円はなくなります。
どちらを選んでも誰も非難しません。
誰も知らないのですから。私を除いて。
さて、あなたはどちらを選びますか。
理由を明記の上お答えください。
手持ちのポイント(260)がなくなり次第
うちきらせてもらいます。


この質問で思ったのは、1億円が自分のものだったらどうだろうというもの。はっきりとは書いていませんが質問は、自分と関係ない全く知らない人と、同じように自分と関係ない1億円との比較を求めているように感じます。
1億円を持っているひとは少ないのでしょうが、これを自分の持っている全てのお金と考えたらどうでしょう。


あなたは二者択一を迫られます。
全く知らない人、あなたの全財産
どちらか一方しか助けられません。


こういう質問だったら、回答に変化はあるのでしょうか。それとも、やはり人の命の方が大切といえるのでしょうか。

ところで、「100円で救える命」という言葉を聴いたことがあるひともいるでしょう。これは、考えようによっては、あなたの100円と全く知らない人の命との二者択一をせまるものです。
もちろん、こういった活動に賛同して、募金をしているひともいると思います。しかし、たぶん全てのお金ではないと思います。その場合、残ったお金に対しても同じことつまり二者択一を考えることができます。

インターネットに接続するための料金として毎月数千円かかっているとして、100円あたり一人の命が助かるとすれば、そのお金を使って毎月数十人の命が助かる計算になります。そうしていないとしたら、その理由は何だと考えられるでしょうか。

逆に、行動から考えることも出来ます。インターネットに数千円のお金を使っているのは、二者択一を行った結果だということです。実際は二者ではなく、もっと沢山の選択肢の中から選んでいるので、多者択一とでも言ったほうが良さそうですが。また、特にインターネットに限らず、お金を使う場合に沢山の選択肢から自分で最適だと思える物に使っているはずです。