役立たず

人力検索はてなhttp://q.hatena.ne.jp/1155690321にある質問に関して。

よく「因数分解が何の役にたつんだよ」という子どもがいます(大人にもそういう人が稀にいます)。

参照↓
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c3%e6%c6%f3%c9%c2


これに対するスマートな反論をお願いします。


参考例:素因数分解は情報の暗号化に使われているから、
今のインターネット社会には必要不可欠なものである。
だから学ぶ必要がある。


こんな感じで、具体的に何の役に立っている、
だから勉強する必要があるんだよ、というような
回答をお願いします。


「○○が何の役に立つか」という考え方が何の役に立つのだろうかと考えました。役に立つから勉強する必要があるということからは、役に立たなければ勉強しないでもいいということも導き出せます。

最近読んだhttp://mira.bio.fpu.ac.jp/tadas/dye_boots/0103/diamond.htmlにある「She is a Diamond」は、科学は役に立つものかということに関した印象的な話でした。細かなつっこみとして、ダイアモンドは役にたたないどころか工業的に無くてはならないものだとか、GPS衛星の時計は地上と同期をとるために少し遅れるように設計してあって、これは一般相対性理論が役に立っている実例だとか思わないではありません。しかしながら、実際にはそうでないにしろ役に立たなそうではあるが素晴らしいものの例としてのダイアモンドというのは、何か素敵です。

まあ、素晴らしいものかどうかという考え方に何の意味があるのかと考えることもできないではありません。さらに、意味があるのかどうかを考える事に何の意味があるのかと考えることも。