長文コメントと無断リンク

長文コメントと無断リンクの共通点に注目して考えてみたいと思います。きっかけとしては、http://d.hatena.ne.jp/kanose/20061025/umedacommentの「ARTIFACT@ハテナ系 - 梅田望夫氏の日記のコメント欄で長々と持論を展開する人」を読んで、無断リンク禁止の話に似てると感じたことあたりだと思います。
無断リンク禁止」を宣言するだけでは実効性はほとんどありません。同じように「長文コメント」に不快感を示すことだけでも長文コメントを減らすことは出来ないでしょう。
また、無断リンク自体は悪くなく、例えば中傷的な言葉とともにリンクがされていた場合に、問題にすべきは中傷の方でリンクではないという考え方も出来ます。長文コメント自体が悪いものではない例として、http://d.hatena.ne.jp/kanose/20051222/famicomを引用してみます。

■[ゲーム]ファミコンを片付けていたかどうか問題
ARTIFACT ―人工事実― | 家庭用ゲーム機は遊ぶ時にだけ出すものなのか?

http://artifact-jp.com/mt/archives/200512/gamemachineplaying.html

長文コメントを書いた。2005年にRF端子という言葉が連呼されるというのも味わい深い。


http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060818/bmcommentの「ARTIFACT@ハテナ系 - 自分の書いたことへの反応は自分の関知する領域でやってほしいという欲望」で取り上げられている、“自分の書いた記事への反応はすべて自分の領域内で行って欲しいという思考”であれば、他で書いてリンクをするよりも長文コメントの方が望ましいとさえ言えるかもしれません。逆に、長文コメントはやめて他でやってくれというのも方向は違うものの同じ思考なんじゃないかと思いました。

望ましいコメントと望ましくないコメントがあるのはあるのはまあその通りですが、それをコントロールするのが難しいのは、望ましいリンクと望ましくないリンクをコントロールすることの難しさに似ています。コメントの方が削除などの方法で対処しやすい面はあるとして、そうだとしたら無断リンクの場合以上に自分で対処すればいいとも言えます。

長文コメントのシステム的な禁止ということで考えると、例えばはてなブックマークではコメントの100字制限があります。そういう意味ではhttp://naoya.g.hatena.ne.jp/naoya/20061024/1161661131

■ 梅田さんの日記 12:38
梅田さんの日記のコメント欄で長々と持論を展開する人はなんで自分の blog に書かかねーんだといつも思う。

に対して、なんでシステムで対応しねーんだと思わないでもありません。