電脳光学迷彩

http://coil.g.hatena.ne.jp/chrome/20070705/1183627626の「ハテナ電脳コイル - でんのうメモ(仮) - 足が切れている」でとりあげられている件について。

これは、単なる作画のミスと言ってしまえばそれまでですが、作中においてつじつまの合う説明を考えることも可能です。一つは、実際に足が無いという設定だという考えです。足の無い人は現実に存在するのでアニメに登場すしても変ではないでしょう。
しかしそういった実際に足がないという設定であるならば、杖などが近くに置いてあるなどの描写があってもいいようにも思います。


もう一つは電脳コイルならではの解釈、つまり電脳空間の異常によるというものです。メガネをかけている状態では、電脳ペットやサッチーなど電脳空間に存在する物が認識されるだけでなく、現実の物も電脳空間によって上書きされているようです。前々話で、古いバスの床に穴があいていても電脳空間の情報が更新されていない状態ではそれが見えませんでした。それと同じように、足が実際はあるのに電脳空間の情報異常によって見えないことは十分にありえます。その理由としてはイリーガルの出現などにも関係のある空間異常の影響か、人為的に引き起こされた現象の両方の可能性があります。まあどっちでもいいのですが、姿を隠すスプレーのような物があると想像すると夢が広がります。壁などの電脳データを消して穴が開いたようにするスプレーは、前に出てきました。それと同じようにデータを消して、さらにその後ろが見えるようにする電脳的光学迷彩を実現するのは、それほど難しくはなさそうです。ただ、あくまでもメガネをつけた状態で見えないだけで、メガネを外せば見えてしまうわけです。

まとめると、射的屋のおじさんの足は誰か子供がいたずらでデータを消すスプレーをかけたので電脳的には見えなくなったと解釈すると矛盾が出ないのではないでしょうか。