条件を変える

http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20070709の「結婚と経済」を読んで思ったこと。
収入と家事の関係を、相互に補完するものとしてとらえるいうのはある程度納得できる面がありますが、条件をいろいろ変えたりすると矛盾がでるというか困ったことになる場合があります。
例えば夫が収入を得る仕事をして、妻が家事を行うということをある程度公平な役割分担とした場合。妻が何らかの理由で夫以上の収入を得るようになった場合に、夫が家事をするべきになるのだろうかとかそんなことです。収入の割合によって家事の分担を決めるという考えに立てば、収入の少ない方がより多くの家事をすることになります。もしくは夫が無職になった場合など。自分が仕事をしていて、無職の配偶者に家事の一切を任せている人は、無職になった途端に家事の分担を行うのでしょうか。
熟年離婚の多くは夫が定年を迎えて無職になった場合に行われているようです。これは、収入を得る仕事というものに対して高い評価をしていると考えることも出来ます。少なくとも、収入のある間は結婚している価値を認めていたというわけです。