稀星

はてなブックマークの最近の人気記事で紹介されていたhttp://www.asahi.com/life/update/0817/TKY200708170324.htmlの『asahi.com:「稀星」は「きらら」か? 出生届受理で2市町対応に差 - 暮らし』に関して。

 「稀星」と書いて「きらら」と読む出生届を提出したのは、立山町在住の夫妻。妻が2月に富山市内で女児を出産し、夫が立山町に提出した。立山町は「星で『らら』とは読めないが、いいか」といった趣旨を説明し、夫に再考を促した。夫は一度病院に戻り、看護師から富山市でも届け出ができることを教えてもらい、その日のうちに富山市へ提出。富山市は「親が名前に込めた思いは大きい。読み方は法に定めがなく、特異でない限り意向を尊重する」と受理したという。

 妻によると、「きらら」という名前は、夫が希望し、漢字は市販されている名付け辞典にあったもので、画数がよいため、決めたという。妻は「すぐに受け付けられなかったのはショックだった。自治体によって対応が違うのは腑(ふ)に落ちない」と首をかしげる

http://www.asahi.com/life/update/0817/TKY200708170324.html


市販されている名付け辞典にのっていた名前だということなので、手元にあった日本文芸社「イメージで選ぶ赤ちゃんの名前」にあるか調べてみました。
その結果、男の子の名前としては無かったのですが女の子では「紀羅羅」「晃羅」「綺星」「綺良々」などが「きらら」という読みでありました。「稀星」は無かったので、別の本であることがわかります。しかし、「星」『らら』と読むという点に関しては「綺星」があてまはるので、少なくとも2冊の名付け辞典が「星」を「らら」と読ませていることがわかります。


ところで、ニュースになった稀星ちゃんの苗字についてはわからないのですが、結婚して苗字が変わる可能性を考えるとあらゆる苗字がありえます。何がいいたいかというと「吉良」という苗字になった場合「きら・きらら」になってしまうなということです。名前を考える場合に、苗字と重複する可能性や苗字との組み合わせで変な意味になる場合も考慮にいれる必要もありそうです。まあ「きら・きらら」はそれほど変でもないかも。「ガリレオ・ガリレイ」なんかもいるわけだし。


夢いっぱい!イメージで選ぶ赤ちゃんの名前

夢いっぱい!イメージで選ぶ赤ちゃんの名前