人工呼吸は不要?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000049-mai-sociのニュース「Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <救急蘇生術>人工呼吸は不要 心臓マッサージに効果あり」には驚かされました。

突然意識を失って倒れた人を蘇生させるための応急手当は、心臓マッサージだけで効果があり、従来勧められてきた人工呼吸は必要ないことが、日本救急医学会関東地方会の研究班(班長、長尾建・日本大駿河台病院救命救急センター長)の調査で分かった。こうした人の救命には、そばにいた人の蘇生措置が大きな役割を果たす。人工呼吸には、口と口の接触に抵抗感を持つ人も多く、蘇生措置の実施率向上にもつながりそうだ。

(略)

心臓マッサージは、患者の意識がないことや呼吸が止まっていること、あえぐなど普通ではないことを確かめた後、両方の手のひらの付け根を患者の胸の中央に重ねて押す。体重をかけ深さ4〜5センチまで胸をへこませた後、力をゆるめて元に戻す。これを1分間に100回のペースで繰り返す。救急隊が来るか、AED(自動体外式除細動器)が届くか、患者の体が動くまで続ける。1人では消耗するため、2分程度をめどに交代で行うとよいという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000049-mai-soci


最近は自動車教習所でも心肺蘇生法の講習が行われるようになったので、やり方を知っている人は増えていると思いますが、より効果的な方法を知っておくことは大切でしょう。
ただし、人工呼吸が不要になるかというとそんなこともないかと思います。心臓は動いていて呼吸だけが止まっている場合もあるからです。でも呼吸だけが止まるというのは水難事故以外ではあまりないのかも。
記事には、以下のようにやり方が書いてありますが、心臓が止まっていることを脈などで確認することも必要でしょう。と、思ったけど日赤のページで確認したら呼吸の確認だけで脈の確認はありませんでした。昔はあったはずなので、これも変わったのかも。


参考:http://www.jrc.or.jp/safety/kinkyu/index.html「【日本赤十字献血・ボランティア・義援金-一次救命処置-一次救命処置の手順-」