無料の昼食は無い

はてなブックマークで紹介されていたhttp://ruhiginoue.exblog.jp/6447209/の「夏への扉  The Door into Summer  医師不足というが」に関して。

ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」に出てくる“無料の昼食は無い”という言葉を思い出しました。リンク先にも書いてある言葉ですが…。それなのに、なんというかタダでうまい昼食を食わせろいう主張をしているように思えてしまいます。もしそれが実現したとしても、そのコストは誰かが支払うことになるのですが。

同じくハインラインの「落日の彼方に向けて」も思い出しました。主人公はラルザス・ロングの母親なのですが、彼女の父親つまりラルザスの祖父の職業が医師だったからです。主人公は父親を助けるために、支払いの催促の手紙を書いたりします。また、治療費が払えないために子供が死んでから死亡診断書の為に往診を依頼するなんてシーンもありました。


しかしブログの題名が「夏への扉」なのは同名のハインライン小説からとっているのは本の表紙が表示されているこから推察されますが、ブログの内容とはあまり関係なさそうです。本を表示するなら「裁かれた防衛医大」とかの方が良いというか、主張の背景にあるものが理解されやすいかなと思いました。