どうでもいいけど2

はてなブックマークで紹介されていたニュースでhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000007-mai-sociの『<岐阜公立高校入試>答え!?黒板に 「欠席」の書き取りで(毎日新聞) - Yahoo!ニュース』に関して。

 岐阜県で13日にあった公立高校一般入試で「欠席」を漢字で書く問題があるにもかかわらず、一部の試験会場で、受験生に欠席者がいないことを示す「欠席なし」の文字が黒板に書かれていたなどとして、県教育委員会はこの問題について受験生全員を正解にした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000007-mai-soci


どうでもいいことですが、受験のように順位が問題になる試験においては全員正解による利益は全くありません。全員の点数が同じだけ上がるのだから、順位には影響ないわけです。だから全員不正解として得点を与えなくても同じことですが、それだと文句が出るかもしれません。でも全員正解だと喜んで全員不正解だと文句を言うのでは、朝三暮四のことわざみたいです。
合格点が決まっている試験の場合は、全員正解になることで得点が増えれば影響があります。例えば60点が合格点のテストで全員正解の問題により5点加算されたばあいは、本来なら55点で不合格だった人にも合格するチャンスがあります。*1
しかし、こういった場合は単に点を加算するのではなく、問題があった問題は無い事にして換算するのかもしれません。満点で95点のところに1.05を掛けて100にするとか、合格点を60点から57点にするなどといった方法です。

入試問題でも、大学入試のように複数の教科から選べる試験の場合は、各教科の平均点などによって点数の調整が行われる場合もあります。
 

*1:加算される問題が不正解だった場合。