電子書籍にも絶版がある

去年の6月に「電子書籍で買えるスカイ・クロラシリーズ」というのを書きました。

ちなみに、スカイ・クロラシリーズは新書版ならば電子書店パピレスで手に入ります。リンク先はこれ。http://www.papy.co.jp/sc/list/credit1/_v7nH7rvM

電子書籍なのに新書版というのも変ですが、新書版電子書籍化したものというような意味です。値段は少し安いようです。本の価値は紙という物質にはなく、コンテンツにあるという考えの人などにおすすめです。また、スカイ・クロラシリーズに登場する戦闘機、散香、泉流、染赤のペーパークラフト電子書籍で購入できます。実際に作製するにはケント紙などにプリントアウトする必要があるようです。この場合はコンテンツだけでは不十分で、実物も含めて価値があると考えられます。



(追記)電子書店では立ち読みは出来ないですが、一部を無料で手に入れられる場合もあります。スカイ・クロラシリーズにも無料サンプルがあります。

http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20070627#sky


しかし、現在は購入できないようです。(6月27日には購入可能になってました。無料サンプルも有り。)電子書籍には売り切れや絶版が無いのが特徴だと思っていましたが、売り切れはともかく絶版は存在するようです。無料サンプルでも手に入れておけば、希少価値が出たかもなんて考えました。
絶版になった理由についてはわかりませんが、印税が安かったのかななどと思ってしまうのはこんなものを読んだからです。

 電子出版がこれから爆発的に普及して、ついには出版社や書籍の流通システムが不要になる時代が来る(たぶん10〜20年以内に)、ということをまだ本気にしていないみたいだ。
 アメリカでは脚本家ストライキをしたが、日本も、現在の電子出版の印税15%は絶対に低すぎる。まだ数が少ないから問題になっていないだけだ。またシステム立ち上げにイニシャルコストがかかるから、現在はしかたがないにしても、少なくともこの倍にはしておかないと、出版社作家に逃げられるだろう。人気のある作家ほど印税を上げる必要がある。作家が自分でネット配信したら100%が収入になるのだから。

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2008/03/post_1763.php