エピタフ

超人ロック エピタフ」の感想。「魔術師の鏡」に出てきた帝国の第一大臣ブリアン・ド・ラージュの若き日の話です。ド・ラージュの子孫とロックの話を挟みながら回想の形で語られます。フラク・フロニの事件については「ソング・オブ・アース」に出てくるのですが、少し細部が違うように感じました。
帝国とマイノックの宇宙艦の設計思想の違いの話が興味深かったです。帝国製の艦のブリッジの配置には理由があったわけです。
話はまだ続くみたいですが、すでにかかれている帝国の歴史から推測すればオーリック家とマイノック家の和解あたりにいくのではと思っています。
「魔術師の鏡」を読み返していたらド・ラージュは会っただけでロックのことがわかっているので、過去に会ったことがあるという話にも出来そうです。「こんなに驚いたのは60年ぶりだ」なんてセリフもあるので、60年前に会っていたとしてもつじつまは合います。