孤独な7の判別式一般化

昨日の続きで、3桁だけでなくもっと多い桁でも判別式が成立することについて少し考えてみました。
100の位の作業を考えます。
100a−44a−37a−9a=10a


引いている44、37、9は100から7の倍数を引いた数です。
それをふまえて以下のように変形します。
100a−(100−7*8)a−(100−7*9)a−(100−7*13)a=10a


これは1000の位でも同じように可能です。と思ったら、そもそも10の位の場合を10倍すれば100の位で成り立つことに今更ながら気が付きました。
つまりこういうことです。


10b−3b−3b−3b=b
両辺を10倍します。
100b−30b−30b−30b=10b
この式も当然ながら成り立つので100の位でも成り立ちます。簡単ですね。昨日いろいろ試行錯誤して考えたのがバカみたいです。
さらに10倍すれば
1000b−300b−300b−300b=100b
となり、これは1000の位でも成立するということです。

以下同様に、両辺を10倍していけば上の桁で成立することが確認できます。等式の両辺に同じ数を掛けた場合に、等式が成立するのは明らかなので、任意の桁で判別式が成立することが説明できました。

わかってしまえばわりと簡単でした。


(3日追記)
別の説明を追加。


100a+10b+c
が7の倍数であるならば−2を掛けた物も7の倍数
−200a−20b−2c
それに7の倍数である21bと210aを足す
10a+b−2c
が求まる


この方がシンプルですね。


(追記続き)
http://q.hatena.ne.jp/1220144451人力検索に17で割り切れるがどうかの判定法についての質問がありました。
少し考えたら7の場合の判定法が応用できることがわかったので回答しました。
7の場合に21が7の倍数であることを利用しているのと同様に、51が17の倍数であることを利用しています。