辞任を非難

「辞任します。」

突然の辞任発表に対して、国民やマスコミ、野党議員だけでなく与党議員からも無責任だ、責務を全うすべきだという非難の声があがった。

「では続投します。」

もっと大騒ぎになった。


といったジョークを思いつきました。元になったのは飛行機がなかなか離陸しなかったあげく機長がエンジントラブルで飛行は取りやめだと放送したら…、というものです。
辞任を非難するということは、続投を望んでいるというように理解することも出来るのですが、必ずしもそうではないようです。しかし、続投を望んでいるから辞任に対して文句を言うというのには一貫性がありますが。続投を望んでもいないのに辞任に文句を言うのは、単に文句を言いたいだけだと思われる可能性や、続投を望んでいると誤解される可能性についても考慮した方が良いのではないかと思いました。


このエントリーを書くきっかけのひとつとして「医学都市伝説 福田首相辞任に思うこと」を挙げておきます。



(5日追記)
首相の辞任表明会見での「あなたと違うんです」という言葉が注目を集めているようですが、似たようなことは前から言っていたようです。
以下の引用は5月30日の会見です。発言の一部を強調してあります。

◇後部座席シートベルト義務化
Q あさって6月1日からシートベルトの後部座席の義務化が始まります。総理自身も締めますか?

A 交通事故はここ数年減っております。減っておりますけれども、まだ、あー、6000人、昨年ね。6000人ぐらいだったでしょうかね。まだ6000人いるんですよ。少なくないですよね。これをどうしてもっと、おー、事故を減らして行くかということになりますとね。やっぱりもっとね、そういう面における配慮は必要でしょ。ね。そのために考えた訳ですからね。

 それから同時に申し上げれば、自分自身、シートベルトしていないということで、それでいいんだということではないんですね。そのシートベルトをしていなかったがために、他の人に影響を与えるということもありうるわけですからね。これはあのー、しっかりと、みなさん方、自分のこと、一緒に乗っている家族のこと、友人のことも考えて、あのー、シートベルトをすべきだというふうに思います。

Q 総理も締める?

A 私も国民の一人ですから。国民としての義務を果たすと。あなたはそうじゃないの。ね。

http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/archive/news/2008/05/20080530mog00m010035000c.html