バリアフリーの実現方法

バリアフリーの実現には、通常行われているとは別の方向も考えられるのではと思いました。

カラースター色弱の人には区別が難しいというエントリーを読んで、作成側ではなく閲覧側での対応も可能なのではと思ったのがきっかけ。目の見えない人でも、音声読み上げソフトなどを利用することでインターネットを利用することが可能です。だから色の区別をするのもブラウザなどで対応することができるのではというのをブックマークコメントに書きました。
検索してみると、そういった色弱の人の閲覧を補助するためのソフトも存在するようです。また、色弱用のメガネというのもあります。


車椅子などについても似たようなことが考えられます。通常行われているスロープやエレベータの設置がインターネットでのウェブサイトの作成側の対応だとすると、閲覧側の対応に相当するものです。
車椅子は、車輪を使っているので、平地では歩くよりも効率が良いのですが階段などには対応していません。これは車椅子ではないの車輪を使った乗り物全般でそうです。
階段でも使えるものとして、駅などで荷物を運ぶのに使われている機械を目にすることがあります。キャタビラをつかって階段を坂として移動する形式と、放射状にとりつけられている複数の車輪を使って1段づつ移動する形式があるみたいです。
こういった機械と同じように階段でも移動可能な車椅子があれば、スロープなどの設備が無い場所にでも出かけることが可能になります。
検索すると補助者がついて階段を昇り降りできる車椅子は実用化されているようですが、車椅子の利用者ひとりで使えるものは研究段階のようです。


(追記)
パソコンに表示されるものに関しては、個別のソフトよりはディスプレイの表示などで一括して変換できれば便利なのかなとも思いました。ウィンドウズの場合だとカラープロファイルの設定などで実現できるかも。
車椅子については、車椅子自体もバリアフリーを実現する為の道具の一つだということも気が付きました。車椅子が無い場合に移動が難しい人でも、車椅子という道具を使うことで移動が可能になるからです。
(追記ここまで)


参考リンク
http://d.hatena.ne.jp/tomoya/20090406/1239016413 「当然だけど、色弱の人にはカラースターの色の違いが分かんない。 - 日々、とんは語る。」
http://www.udcolor.com/download/view/ 「カラーバリアフリーサービス UD color:UD color View ダウンロード」
http://www.munsell.co.jp/ust_01d.html 「色覚異常を補正するメガネ」
http://www.contem.co.jp/shou_an.htm 「色弱メガネ」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090404-OYT1T00525.htm 「車いす少女の中学入学を拒否…奈良・下市町、財政難理由に 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)」
http://japanese.engadget.com/2009/04/06/visoncare-implant-lense/ 「眼球へ埋め込む望遠レンズ、実用化へ」
http://www.alber.jp/alber/scalamobil/ 「車いす用階段昇降機「スカラモービル」は車椅子に人を乗せたまま階段を昇り降りできます」
http://www-robot.mes.titech.ac.jp/robot/walking/zerocarrier/zerocarrier.html 「車椅子用階段昇降補助ロボット ZeroCarrier」