ぬいぐるみの意識

23日に取り上げた、http://www.hatena.ne.jp/1137941096の質問。

あなたの「死ぬのが怖い理由」の主なものが、下記3つ以外であれば教えてください。

1.痛みや苦しみ
2.親しい人たちとの別れ
3.“自分”がなくなること

宗教の信者の人・来世や輪廻転生があると考えている人・死ぬのが怖くない人は回答をご遠慮ください。


そして25日の、http://www.hatena.ne.jp/1138120442の質問について。

機械の意識の有無を判定する方法について。
将来、「心を持つ人工知能を造った」、あるいは「人間の意識をコンピュータに転移することに成功した」と主張する人が現れたとします。そのコンピュータを前にしたとき、どのような方法によれば意識の有無を判定できるでしょうか?
※知性の有無の判定ではありません。また、そのコンピュータは「人並み」の応答はできるものとします。


この質問を組み合わせて、
“あなたの意識をコンピュータに転移することができます。そうすれば、痛みや苦しみも無く、親しい人たちとの別れも無く、自分が無くなることも心配する必要はありません。その場合、あなたは自分の意識をコンピュータに転移しますか、しませんか。”

という質問を考えてみた。しかし、これは25日のコメントにもあったグレッグ・イーガンの「順列都市」そのものになってしまう。また、単にコンピュータでなくロボットのように身体もつけるとやはりイーガンの小説に出てくるグレイズナーになる。銀河鉄道999に出てくる機械の身体でもいい。


「意識」について考えたときに思い出したのは、ぬいぐるみに意識があるという主張。
SF作家の新井素子の説だが、これに賛成する人は意外と多いのでは無いだろうか。主に子供だろうが。
ただ、物に魂がやどるという考え方はそれほど珍しいものではないだろう。
ぬいぐるみに意識があるという設定によって書かれたエッセイや小説もある。わにわに物語 (講談社文庫)くますけと一緒に (徳間デュアル文庫)など。


順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

 
順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)