コインの加工3

19日のコインの加工で取り上げた人力検索はてなの質問、http://www.hatena.ne.jp/1137567281掲示板の書込みが興味深い。
硬貨に穴をあけた場合は、外国のものでも本当に違法なのか、とか。県警本部捜査2課に照会した回答は今のところ書き込まれていないがどうなったのか。また、50円玉のペンダントは作成されたのかなど興味は尽きません。


話はずれるが、硬貨の周りにあるギザギザは、金貨や銀貨の縁を削るのを防ぐために付けられていた名残りだというのを何かで読んだことがある。縁を削れば、少しづつでも金や銀が手に入るからだ。硬貨の損傷を禁じる法律も、こんなところにルーツがあるのかもしれない。
紙幣でも、これと似たような手法で利益を得ようとした事件があった。偽札ではなく、本物の紙幣を使った変造だ。ちなみに、この事件をヒントにして書かれたミステリーもあるようだ。


さらに話はかわって、星新一ショートショートについて。エヌ氏やエフ氏といった、アルファベットをカナ書きした名前の登場人物が特徴のショートショートだが、お金についても特徴がある。10円玉や、1万円札といった具体的なお金ではなく、高額紙幣といった書き方がされている。
そのため、デノミになってお金の単位が変わっても大丈夫だとエッセイに書いてあったのを読んだ記憶がある。
しかし、必ずしもアルファベットの名前の登場人物だけではないのは「ボッコちゃん」が証明している。同じように、高額紙幣といった書き方ではなく、具体的なお金が書かれているショートショートもある。題名は覚えていないが、税金を払わない人の話。脱税ではなく、合法的に税金を払わない。その秘密の方法とは。


(2月8日追記)
具体的なお金が出てくるのは「税金ぎらい」でした。登場人物もM氏というカナ書きではなくアルファベットそのままのになっていて、その点でも異例なショート・ショート。


おせっかいな神々 (新潮文庫)

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