アメリカに行くと直る病気がある2

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20061021k0000m040122000c.htmlの「心臓移植:診断異なりバイパス手術…愛ちゃん帰国−医療:MSN毎日インタラクティブ」に関して。

心臓移植:診断異なりバイパス手術…愛ちゃん帰国

支援者らの出迎えを受けた石榑愛ちゃん(中央)=成田国際空港で20日午後6時10分、柳澤一男写す 心臓移植のため渡米していた東京都多摩市の会社員、石榑(いしぐれ)光一さん(39)の長女愛(まな)ちゃん(1歳4カ月)が20日、両親らと共に成田国際空港に帰国した。

 愛ちゃんは、渡米前に拡張型心筋症と診断されていたが、米ロマリンダ大学病院での精密検査で、左冠動脈が大動脈につながっていない「左冠動脈肺動脈起始」と判明。緊急に心臓移植をする必要はなく、同病院で動脈のバイパス手術を受けた。当面は国内の病院で経過を観察する。

 空港での記者会見で光一さんは「心臓移植が必要かどうかは今後次第。出発時に比べ、顔色も良くなり体も大きくなった。支援してくださった皆さんのおかげです」と頭を下げた。残っている募金は、心臓移植が必要か定まるまで凍結し、必要がなくなった場合は他の移植希望者に寄付するという。【柳澤一男】

毎日新聞 2006年10月20日 21時26分 (最終更新時間 10月20日 22時38分)


以前に「アメリカに行くと直る病気がある」で、“日本では直らない病気がアメリカでは治るとしても、それが日本の医療技術や制度の遅れで、アメリカは素晴らしいとは思いません。”と書きましたが、今回紹介した例についてはアメリカの医療技術は素晴らしいと感じざるを得ません。
しかし、移植が法律上の制約でできない日本の病院で移植が必要と判断され、移植が可能なアメリカの病院で移植が必要無いと判断されたというのは何とも皮肉なものです。この差が2つの病院の差にすぎないのか、それとも日米の全体的なレベルの差なのか気になります。