これでも高いか
http://deztec.jp/design/07/10/29_Gyao.htmlの「Gyao かわいそう」とhttp://artifact-jp.com/2007/10/30/anime-businessmodel/の「プライムタイムのアニメと深夜アニメのビジネスモデルはまったく別 ARTIFACT ―人工事実―」に関して。今回は対立的な部分は無くて、同じ問題に対する違った観点からの話と感じました。共通する部分としては以下のあたり。
こういう話をする場合、とりあえずとっつきやすいところで GyaO@ShowTime のラインナップを確認することをお勧めしたい。Gyao では、なんと「シャナ」全24話が1932円です。これでも高いか。
「ひぐらしのなく頃に解」が1〜3話無料、4話以降は1話105円で配信中。手頃な値段だと思う。犯罪に加担して開き直って世間に理解されるような価格とは思えない。ちなみに「ひぐらしのなく頃に」は全26話で1543円。DVDをレンタルするより安い(画質が違うけど)。
http://deztec.jp/design/07/10/29_Gyao.html
だから、後者の青年層タイプはネットでの配信も当然意味があるだろう。最近ではGyaoやNIFTYでの配信も多く、すでに1週遅れぐらいで無料配信している新作アニメは結構あるんだけど、どうもその辺を無視して話している人がいっぱいいるのが謎。
http://artifact-jp.com/2007/10/30/anime-businessmodel/
全体として読むと前者は視聴者側の観点から書かれていて、後者では製作の費用や番組のタイプの違いなどの製作側の情報についての内容なので違うといえば違うのですが、両方を読むことで理解が広がるようなお互いを補完するエントリーだと思いました。同じ日にアップされたのも印象を強めました。
前に書いたもの
http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20071019#tt 「転載と盗作」
(追記)
蛇足*1のような気もしますが、http://deztec.jp/design/07/10/16_note.htmlの「ニコニコ動画の人気と唐沢盗作騒動 補足」から。
2.(2007-10-17)
http://deztec.jp/design/07/10/16_note.html
ニコニコ動画は、株式会社ニワンゴが営利目的で運営しているサービス。Gyao のように権利問題をクリアしていくことだって可能なのに、あえて現在のようなやり方を選んだ。私はこれをズルイと糾弾するより、その結果、開けつつある新しい可能性を支持したいと思ってる。
(さらに追記)
こんなニュースも出てきました。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/30/news065.htmlの「ニコニコ動画とYouTube、JASRACに著作権料支払いへ - ITmedia News」から。
日本音楽著作権協会(JASRAC)は10月30日、ニワンゴが運営する「ニコニコ動画」と、米Google傘下の「YouTube」上で使用されているJASRAC管理楽曲の利用料を、それぞれの運営企業から支払ってもらう契約締結に向けて協議に入ったことを明らかにした。年内にも暫定的な契約を結ぶ予定だ。
契約を結べば、一般ユーザーが音楽会やライブなどでJASRAC管理楽曲を演奏した映像や、レコード会社が公式に配信する楽曲などを、両サイトに合法的にアップロードできようになる。
(中略)
動画投稿サイト「Yahoo!ビデオキャスト」を運営するヤフーも、同様な契約締結に向けて動いている(関連記事参照)。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/30/news065.html
*1:いい話が台無しになりそうだから。